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灰白色の素地に乳白釉を厚く施し、
その上から赤、緑、青、黒を用いて
力強く描き出す独特の上絵技法は、
いわゆる「スワトウ・ウェア」として、
東南アジアから日本へ広く流通したものです。
見込みには、瑞鳥として尊ばれる鳳凰が
大輪の牡丹に寄り添うように配され、
伸びやかな筆致と濃淡の妙が響き合い、
画面に豊かな生命感をもたらしています。
裏面には焼成時に撒かれた砂が付着するなど、
民窯ならではの景が残されており、
当時の制作環境を物語っています。
奔放で自由闊達な表現は漳州窯の魅力をよく示し、
日本では茶席の菓子鉢として珍重されてきました。
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天平堂 - TENPYODO -
092-710-6657
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