|
胴部に孔を穿った「はそう」と呼ばれる古墳時代の須恵器です。
「はそうは5世紀中頃から8世紀まで用いられた、古墳時代須恵器のもっとも基本的な器種の一つである・・・6世紀初頭のはそうは、口縁帯と頸部の長さの比が2対1から3対1の範囲で、まだ太い頸部を持っている」(*1)
ということで、はそうの中では初期の方に分類されるようです。
状態は、全部合わせると、口縁の三分の1程でしょうか、浅く欠けています。中を覗くと、見込みにもぽってり自然釉がかかっています。胴部から下は、一面叩き目があります。自立しませんが、画像の輪をお付けいたします。
淡灰色の肌は清楚な印象です。オリーヴ色の自然釉と、はそう独特の小孔が景色となります。手頃な大きさで、頸部も太いので、「落とし」をさがすのも楽で、日々身近な花を生けてお楽しみいただけます。
高さ:12 cm 口径:10.5 〜 11 cm
蓋裏の桟がなくなっていますが、お箱がございます。
*1『土師器 須恵器』中央公論社
|
|