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半蔵門ギャラリー 天平経三行額装  

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天平経断簡三行の額装です。
一口に天平経と言っても、その始まり、盛期、後期などによって、書は異なります。ご紹介のものは、後期のもので、大ぶりで、伸びやかな印象です。「大聖武」の大きく力強い書を目にした写経生は、その影響を受け、彼らの書も大ぶりで強いものに変わったと言われております。本断簡は、そのような大聖武の書を見て、影響を受けた写経生の手による書と考えられます。

文字が並んでいれば、その内容が気になります。これは、これは『聖善住意天子所問經』という全3巻からなるお経で、二人の訳僧、毘目智仙と般若流支の共訳によるもので、内容は「『大寶経』の第三十六善住意天子會の早き異訳・・・文殊菩薩が入定し放光して十方仏國より菩薩衆を集め、主として善住意天子と文殊菩薩との問答と云う形で説かれているから聖善住意天子所問經と名付けられ」(*)とあります。

今一度断簡に目をやれば、「声」「縁覚」「能」「隠」「此」「處」など、天平経によく使用される異体字が並んでいます。そして、ぜひ拡大鏡で、一文字ひと文字追って見てください。黒々とした墨色、入筆から終筆までの筆の動き、ところどころ命毛による極細の筆線、見事です。奈良時代の写経生の書を堪能していただけることと思われます。

・金属の黒いシャープな額縁は飾る場所を選ばないと思われます。
・拡大画像(画像左)はアクリル板越しなので、ややぼんやり映っています。
・下の方にシミ(画像参照)が少々あります。
紙高 : 26cm 額 : 38.2 x 29 cm

*『仏書解説大辞典』



言。如是如是。迦葉。聲聞縁覺皆不能入隱一
切身菩薩三昧。此三昧名尚不能知何況能
得。云何能入。若能入者無有是處

 


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