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半蔵門ギャラリー 元興寺千体仏10  

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本千体地蔵(10)について

肩のカーヴがやわらかく、全体に彫りが滑らかな印象です。

彩色は、ライトをあてると、襟元の赤、台座上の緑、袈裟の縁の黒など、所々残っています。右袖裏面にも緑が確認できます。

屈臂する左手に執る宝珠がこんもりと大きいです。

顔には、左眉と思われる、浅い弧を描く墨の跡があります。また、口なのか鼻なのか、線のような彫りが2ミリ程入っています。長い耳朶が確認できます。

腹部には、板に打ち付けていた木釘のとれた小孔があります。

右足先を、台座の一部とともに欠失しています。
像高:7.5 cm
86,000円(税・送料等込み)



元興寺千体仏については、下記引用をもって説明にかえさせていただきます。
十二体共通です。

木造千体仏像 鎌倉時代
「極楽坊に現存する886体にのぼる千体仏は、本堂の天井裏から発見されたものと、境内から発掘されたものがあり、前者は比較的保存状態が良好で、地蔵菩薩が多い・・檜材を使い頭部から台座までを一材で彫成している。地蔵菩薩は、右手の掌を外に向けて垂下し、左手は屈臂して胸前にあげ宝珠をとり、頭光を負い、遠山袈裟を着けて、蓮華台座に立つ。鼻や口唇、衣褶線などは浅く彫り、背面はやや扁平に作る。像全体に白色顔料を下塗し、眉や目を墨線で描き、頭部に墨、衲衣に朱、掌に墨を各々塗り、袈裟の条は墨、東山袈裟は朱と緑色で表現する。朱衣と黒裳の上には白色顔料で花模様を配す。蓮台は、蓮弁を墨線で描き、蓮弁先に朱をさす。頭光は細い針金で作る・・台座は岩座、蓮華座、返り蓮弁を持つ臼形座、筒形座など四種に類別できる。そして、台座底には、竹ほぞを挿した孔があり、竹ほぞを残すものもある・・」
『日本仏教民俗資料集成 五 元興寺極楽坊』




一年間、たいへんお世話になりました。
どうもありがとうございました。
来年もよろしくお願いもうしあげます。
よい年をお迎えください。
石嶋拝
 


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