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半蔵門ギャラリー 泉福寺焼経菩薩十住品第十一  

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泉福寺との朱印があリ、焼痕を遺すことから『泉福寺焼経』と呼び慣らわされる平安朝の装飾経です。
現在では再現不可能と言われる漉き染めによる藍紙に、細く鋭い金界をひき、金揉み箔をふんだんに撒いた料紙はそれだけで充分美しいのですが、更に焼痕のグラデーションが華やかさを添えます。
「文字の巧拙はあれど上品な嗜好を思はしめる作品である」と田中塊堂氏が『日本写経綜鑒』にて書いておられます。奈良朝の書とは一線を画す、藤原の気分が感じられる書です。
お経は『大方広仏華厳経』で、品題『菩薩十住品第十一』を含む断簡14行(*)です。

表具は、上下を薄茶、中廻しを濃茶で引締め、風帯と一文字は濃茶地の金襴です。金襴と金揉み箔、上下と中廻しの茶と焼痕とが好く溶け合い、本紙を上品に引き立てております。全て古布を使用しており、とりわけ上下は痛みを裏打にて目立たなくしていますので画像にてご確認下さい。

状態は、光線の具合により判る誤写の加筆による修正が一文字。また本紙の中程に、文字の大きさ程の虫孔三カ所と一画分の虫孔二箇所が、それぞれ巻子本故リズミカルにあらわれております。その他は、天地の金界にかからない程よい焼痕、金揉み箔など全体的に状態の良いものです。

本紙はご覧の通り品題から始まっております。ふと思うと、泉福寺焼経は六十華厳、即ち巻頭は六十。それに対し、品は世間浄眼品から入法界品まで三十四品。従って品題に巡り会う確率は巻頭より半分近く低いので、はからずも珍しい部分の断簡です。
藍色の本紙が茶系の表具に映え、表具本紙ともに所々きらきらと輝き、平安時代の香り豊かな装飾経です。太巻
本紙:24.5 x 25.3 cm  軸:100 x 41.5 cm

左端の画像は金箔の輝きを表現する為、光を当てて撮影。

他にも軸、額装、数行の断簡等々ございます。お問い合わせ下さい。


大方廣佛華嚴經菩薩十住品第十一 
爾時法慧菩薩承佛神力。入菩薩無量方便
三昧正受。入三昧已。十方千佛世界塵數佛
土之外。各見千佛世界塵數諸佛。是諸如來
悉號法慧。時彼諸佛。告法慧菩薩言。善哉善
哉。善男子。乃能入是菩薩無量方便三昧正 
受。善男子。十方各千佛刹。塵數諸佛。加汝神
力故。能入是三昧正受。又盧舍那佛本願力
故。威神力故。及汝善根力故。又欲令汝廣説
法故。長養佛慧故。開解法界故。分別衆生界
故。除滅障故。入無礙境界故。無等等方便入
一切智陀羅尼故。覺一切法故。善知諸根故。
説法持故。所謂菩薩十住。善男子。當承佛神
力説微妙法。爾時一切如來。即與法慧菩薩。

どうもありがとうございました
 


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