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その独特の意匠から「星組」と呼ばれる、直線と点による斬新なデザインの飛鳥の古瓦残欠です。
物部氏ら排仏派との戦いに勝利した蘇我馬子が最初に創建した瓦葺きの本格的寺院飛鳥寺の屋根を飾った素弁蓮花文(参考画像上)の意匠です。
花弁に子葉を表さない素弁蓮花文は、弁端に切り込みを入れる花組と、弁端に珠点をおく星組とが有り、花弁の数は八から十一葉まであります。
本残欠は八葉であったと思われ、意匠はすっきりとしており、また界線が細く鋭くピンと張り、洗練されモダンな印象です。
横井廃寺(参考画像下)のものかと思いましたが、数カ所からか出土しており、中房を欠くこともあり寺院の特定はできません。
まっぷたつに割れたものを接いでありますが、周りの土を落さずに接着剤がほとんど見えないように接いだ気遣いが感じられます。二カ所で自立します。箱なし
7世紀前半 最大長辺15cm
参考画像:上『仏教伝来』 下『蓮華百相』
奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 |
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