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半蔵門ギャラリー 天平経巻頭一紙軸装  

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奈良時代後期の『大般若波羅蜜多経巻第四百一十三』巻頭一紙軸装です。
証明できるまでには至りませんが、書、料紙、虫喰い、経名から、その一部に神護景雲元年の奥書を持つ行信僧都発願一切経の散帙経の可能性が高いと思われるものです。

1)参考画像は、書芸文化院蔵の行信発願大般若経、俗称虫喰経の巻第四百六十五です。
この四百六十五の紙高は26.4cm、本四百一十三は26.1cm、です。

2)『日本古写経現存目録』田中塊堂篇に、行信発願経一紙二十九行、とあり、本巻第四百一十三の一紙あたりの行数と一致します。(本巻頭は27行)

3)『古写経』根津美術館に、大般若経巻第九十四、巻第二百五十、巻第三百九十九、紙高25.5cm、界高20.4cm、界巾1.8cm、とあり、本四百一十三は、界高20.3cm、界巾1.9cm、です。

4)法隆寺が所蔵する行信発願大般若経の中に、該巻第四百一十三は含まれず、その前後の四百一十二と四百一十四は法隆寺に現存します。

隔靴掻痒の感はあるのですが、本巻第四百一十三が行信願経であることを否定するものはありません。

参考画像を視ると、該四百一十三の方が少々硬く、書芸文化院蔵は伸びやかに感じられます。
もしこの二巻が一具のもので同一筆者とすると、該四百一十三を書写してから書芸文化院蔵四百六十五を書写するまでその差約五十巻。これ程書写していれば、やはり少々手慣れてくるかもしれないと思われます。

巻子本であった為、染みはリズミカルに表れ、外から内へと少しづつ小さくなっていきます。表具は染みを意識して茶と黄でまとめ、風帯と一文字は古裂の金襴、金軸も味わいのあるものを使用しました。
額装もございます。お気軽にお問い合せ下さい。太巻 軸:100 x 65.8 cm


どうもありがとうごいました
 


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