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半蔵門ギャラリー 中国六朝経『妙法蓮華経化城喩品第七』  

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古写経蒐集家、濱田徳海のコレクションであった六朝経『妙法蓮華経』の「妙法蓮華経化城喩品第七」の断簡です。
簀の目の粗い料紙の左右に特殊なノリ跡がみえることから、一紙であることが分ります。

小ぶりの字粒は揃っており、偈は言わずもがな、原稿用紙にでも写経したかのように縦横とも整然と書写されています。
植村和堂氏が六朝経について、「横に界線を入れても、各字が四角の中に納まるほどに、字粒をそろえ、字間を正確に離している」と評しておられますが、本断簡にもその特徴はみてとれます。

異体字も視ていくと面白く、例えば拡大画像2行目上から3文字目は「悪」の異体字ですが、『大谷大学所蔵 敦煌古写経』の「敦煌古写経文字辨異表」の中に見出すことができます。ちなみに日本の『難字・異体字典』には載っていません。

日本人になじみのない、厳しく右肩上がりの独特の書は、これ程の歳月を経て尚、黒々と美しい墨色を放っています。一方、料紙の古地図を思わせるやつれかたも魅力です。
紙高約28cm 巾約49cm 額43.2 x 54.8cm

六朝時代:六つの王朝、呉、東晋、宋、斉、梁、陳を六朝と称し、その時代(222-589)を六朝時代という。『敦煌経と中国仏教美術 出品目録』三井記念美術館


 


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