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くらわんかとは、むかし商いの盛んだった大阪(その当時は大坂)の淀川あたりで猪牙舟に乗った売り子が餅などを売り歩く声、「餅くらわんか~!酒くらわんか~!」というところからきています。
ご存知ない方にちょっとだけ注釈を。
さてそんなくらわんかにも当たり前ですがいろいろな文様があります。そんな中で個人的にも大好きなこれ。見かけたらつい仕入れてしまうものの一つです。
格子紋様のような、×を連続して描いたようなごくシンプルなもの、山呉須と呼ばれる不純物の多いコバルトを使用していますね。
見込みは効率を考えて重ね焼きの時の溶着を防ぐための蛇の目状の釉剥ぎ、そして初期伊万里のように高台も小さく、器胎は分厚くとにかく割れにくいように作ってある武骨なものです。
やはりこうしたものは先人がとっくに見出しているわけですが、その中で著名なのはやはり柳宗悦であるわけですね。
柳さん蒐集のくらわんかのなかにもこの文様があり、民藝好きのバイブル、民藝大鑑の第一巻に掲載されています。
それはともかく、現代でも通じるこの文様をすでに江戸時代に生み出している先人たちのことを私たちはもっともっと誇っていいのじゃないでしょうか。
(A)直径12.4センチ (それぞれ微妙には差があります。)
江戸時代後期
五客とも無疵です。
画像に出てくる敷板は付属しませんのでご了承ください。
参考画像 昭和56年 日本民藝館編 筑摩書房発行 柳宗悦全集圖録編 柳宗悦蒐集 民藝大鑑 第一巻より
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85,000円
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