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新年あけましておめでとうございます。本年も愉しきお品をご紹介して参りたいと存じます。どうぞご期待ください。
新年初売りはこの唐津でスタートです。
まあよくある小服茶碗と片付けてしまわれるのは早計です。長石成分の多い釉薬、そこに梅花皮のような釉の縮れや溜まりが見込みにも高台際にも表れています。そしてところどころに立ち上る叢雲のような染み、それが長石の白と相まって見事な景色を見せてくれます。
また胴の下の辺り、グッと一段切れ込んだ轆轤痕が造形のアクセントになっています。これがあることで変拍子のような
刺激が目に鮮やかに飛び込んできます。
口縁は玉縁状に作っていたけれど、轆轤の手がずれたのか太いところと細いところが出来ていて、こんなイレギュラーも愉しい。
たいてい小服タイプは高台が華奢で頼りないのですがこれは畳付きが太く力強いものでお茶わんの生まれを感じさせます。
口縁はそのまま広がる飯茶碗のような造形が多いなか、こちらはわずかに直立に近い、つまり半筒茶わんのような形になっていて握り心地も気持ちのいいものになっています。
コーヒーや焼酎もイケるうつわですし、濁り酒をたっぷりと注いでゆっくりと呑むのもいいでしょう。
景色を愉しみつつ美味しいお酒に酔ってみてください。もちろん茶籠に仕込むのも大いにアリですね。
口径10.0~10.3 高さ6.5~6.9センチ
桃山時代~江戸初期頃
杉の時代箱に収められています。更紗の風呂敷と縞の包み布が添っています。
口縁からニュウ4本ありました。
画像に出てくる盆は付属しませんのでご了承下さい。
御売約ありがとうございます。
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