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古童 閼伽桶  

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閼伽桶とは仏さまに備える聖水、つまり閼伽水を汲み入れて持ち運ぶ為の仏具です。昔から決まった形で作られ続けていて、巷間で目にすることが出来るのはほぼ室町時代から江戸時代くらいのもののようです。

むかしから好事家にとっては好ましい花器として喜ばれるもので、持ち手を活かして吊っても面白いでしょうし、味のいい敷板、あるいは寺院伝来の古材など使っての置いた状態もまた風情があっていいものですね。

実際に日々のお供えに使用する道具ですので、いちばん傷みやすいのがこの可動部分である持ち手ですね。これも傷んでしまったのでしょう、後から別材を持ってきて修理しています。ただこの修理もかなり年季が入っていて馴染んでいますのであまり違和感もありません。

ようやく涼しくなり秋草がこぼれるようにたくさん咲いている野山を散歩するのが愉しい季節ですね。摘んできたそれらをなげいれるのにうってつけの器じゃないでしょうか。

高さ14.3(持ち手を含む) 胴径11.3~11.6センチ

室町時代頃

大切に伝えられてきたとみえて時代箱に収められています。

底の部分に4ミリほどの鋳掛地直しがありました。また口縁部分にクラックが一つ見られますが、この状態で安定しており、水も直接入れられますのでお使いいただくのに特に支障ありません。

画像に出てくる敷板は付属しませんのでご了承下さい。

参考画像 2008年 國學院大學研究開発推進機構学術資料館 発行 服部和彦氏寄贈資料図録II 「懸仏・仏具」より

服部和彦氏は事業の傍ら、石田茂作博士に師事し仏教美術蒐集に熱意をもって邁進された方で、和玄洞集古館などの私設美術館を立ち上げ、また古玩図録などを上梓して文化に多大なる貢献をされた奇特な方です。
165,000円


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