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朝鮮の石工品が続けて買えましたのでご紹介します。
まず一つ目は定番でもありましょうが煙草を入れた石の箱です。今までも好きで折々に扱ってはきましたが、この正方形というやつが本当に少ないんですよね。長方形のものが多く、また脚が装飾的になっていたり蓋に塵居と呼ばれる稜線が彫り込んであったりするものが多いと思うのですが、シンプルなものほど少なくて珍重される傾向にありますね。
これは蓋がなくなってしまったのですが、それでも稀少な方形。脚もあったようですが自重のために擦れてほぼほぼ無くなってきています。
また石の味と云うべきものも鑑賞ポイントの一つかと思いますが、手擦れと疵で巧まざるいい景色になっていてこれも好ましい。
よく見ると側面にハングルのような彫りがあるのですが何と書いてあるのか浅学故にわかりません。ときどきこのような文字の書き込みというのは木工でも金工品でも見ますが、ほぼ読みにくい癖字のようですね。韓国の知り合いに呼んでもらってもわからない場合も多いですし。
それはともかくとしてこのシンプルさはミニマリストの目にはどう映るんでしょうか。ドナルドジャッドの作品にも引けをとらない、と云い切っちゃうとお叱りを受けるかもしれませんが、でもそれくらい贔屓目に見てあげたい一品じゃないでしょうか。
11.8×11.9センチ 高さ8.2～8.4センチ
朝鮮時代
全体に擦れや打痕などは当然のことありますが、補修などはありません。
画像に出てくる敷板は付属しませんのでご了承下さい。 |
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100,000円
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