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数多の器種を産した唐津陶にあって、独酌に程よいサイズの徳利は非常に希少。
元来の用途が清酒用ではありませんので、当然のことではあります。
鉄釉と灰釉の掛け分けに糸切り高台と、牛石窯の特徴的な技法ですが、頸部が設けられ芋型感が薄い珍しい形となっております。
この手の徳利は頸部から上部を欠損している個体が多いですが、こちらは口辺ホツレのみ。
油臭もなく、トクトクと小気味よく酒を注げます。
補修がない為、直に燗にも付けられ、容量も一合強と独酌に恰好。
愛玩酒器として、お愉しみください。
高さ 12.3cm
容量 200cc
江戸時代初期/箱付
早々の御売約、ありがとうございました。 |
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