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中尊寺金銅華鬘(国宝)の拓本です。
この華鬘は平安時代後期に作られました。
金色堂内に飾られた物で、平安時代の代表的な華鬘として知られています。鍍金も素晴らしく、左右にいる浄土の鳥、迦陵頻伽と宝相華唐草文が薄造りで繊細に表現されております。
それらの繊細な表現がこの拓本にしっかり摺られていて、迦陵頻伽、宝相華の線彫りまで全て綺麗に写っております。
いつ頃拓を取られたものかはわかりませんが、現在は拓を取ることはできず、この拓本の見事さから鑑みても限られた職人によって取られた事が予想されます。
仏教美術になるのですが、あまり重苦しくならないような軸装となっております。表具も良い雰囲気に仕上がっておりますので現代的な生活にも違和感なく飾って頂けると思います。
本紙に若干のシミはありますが、鑑賞するのに問題はないと思います。
国宝を手頃に愉しんでいただけることと思います
軸全体:148.5cm×68cm
本紙:45cm×68cm
平安時代 (取られた華鬘の時代)
木箱あり
簡易的な箱あり
参考文献:中尊寺黄金秘宝展: 奥州平泉文化の全貌/中尊寺黄金秘宝展実行委員会, 1993
売約済みとなりました。ありがとうございました。 |
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