|
日本からの注文に従って釜山窯(1639~1718年)で焼成された高麗茶碗、所謂'❛御本❜と同義の半使茶碗。
❛半使❜とは、桃山から江戸時代にかけて来朝した朝鮮国からのお使い・通訳の役名で、その半使が持ってきた茶碗と云われております。
たっぷりとした碗相に、露胎とした竹の節高台には典型的なねっとりとした細かい赤土が確認出来ます。
残念ながらニュウが数本ありますが、それを補って余りある、赤い鹿の子文様の得難い景色を有した佳碗です。
共の箱には「堅手半使 茶垸」と有り。
口径 13.5~13.8cm
高さ 7.8cm
朝鮮時代(17c)/箱・仕覆付
御売約、ありがとうございました。 |
|