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しばらく間が空いてしまいまして申し訳ありませんでした。相も変わらずいろいろと歩き回っておりまして、現在出張の合間に出品しております。どうかお付き合いのほどお願い申し上げます。
さて関西から北陸を回っておりまして見つけた朝鮮木工をご紹介します。
これはトンケと呼ばれる金庫のような小物入れのようなものでしょうか。大抵この手はもっと大きいものなのですが、このサイズ感！お分かりいただけるでしょうか。まるで手文庫や硯箱のような大きさでなんとまあ！カワイイもんじゃありませんか。
高級品は白銅や真鍮の金具でいろいろと装飾したものが多くそれはそれで素晴らしいものなんですが、個人的な好みはこんなシンプルそのものの方ですね。そっけない鉄金具も凝ったところもなく、まるで木の塊りを眺めているようです。
材は松と思われ全体的に煤や手脂などでトロッとした膚に変化しています。うすく透漆が掛けてあったかもしれませんが、もう判然としないほど濃い飴色になっていて木の古民藝好きには堪らないものですね。
意外に探すと見つからないその愛らしさに一目ぼれしました。おんなじ視点で座辺に置いてみたいというモノ数寄人に拾い上げて頂けたら嬉しいなと思ってます。
横28.7 奥行18.8 高さ11.2センチ
朝鮮時代
特に傷みはありませんが、鍵は無くなっています。また下駄歯状の脚は後補と思われます。 |
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58,000円
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