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凛とした顔立ちと緊張感ある造形が印象的な、鎌倉時代の木彫如来坐像です。
静謐な表情の内に確かな生気を宿し、見る者の心を強く打ちます。
眼には玉眼が施され、深いまなざしが像の内的な精神性を象徴しています。
流麗に刻まれた衣文には、仏師の高い技量と美意識が端的に現れており、造形の確かさは鎌倉彫刻の精髄を今に伝えています。
一見して重厚さを湛えつつも、永い歳月の中で木は自然に枯れ、手に取ると軽やかで、古より伝わる風格が伝わってきます。
表面には所々に当初の漆箔が覗いていて、像の歴史的深みとともに、独特の味わいを添えています。
香り立つような気品に満ちた佇まいは、静けさの中に高貴さを感じさせ、優美さと威厳とを併せ持つ姿は、まさに「美仏」と呼ぶにふさわしい仏像です。
眺めるほどに心が澄み、深い魅力に引き込まれる優品です。
この像と向き合う時間は、心を満たしてくれるひとときとなるでしょう。
仏像の大きさ 高さ210mm×幅175mm×奥行152mm
敷板も含めた大きさ 高さ234mm×幅216mm×奥行165mm
ご売約ありがとうございます。 |
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