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阿蘭陀というエキゾチックで蠱惑的な言葉の響き、それは江戸の人たちもおんなじように受け止めていたもの、むしろ情報が限られていた時代こそ想像力の翼は大きくはためき、異国渡来の文物は大いなる熱情を以って眺められたものと思います。
旧家のお蔵などから時代箱に入ってこのような器が数十客単位で出てくることがあります。(今はめっきり少なくなりましたがね)その時に蓋に阿蘭陀の当て字が達筆でしたためられていて、往時はさぞや宴席で盛り上がったのではないでしょうか。
阿蘭陀と云ってもオランダの生まれというよりはイギリスでいろいろと作られたものの一つでしょう。コロニアルスタイルの文様や田園風景などが描かれることが多いものなのですが、これは日本風にいうところの瓔珞文様ですね。もちろん彼の国では仏像の瓔珞ではなく花のリボンのような飾りつけの文様なのですが、こんなシンプルなものはかなり少ないものと思いますよ。私も扱うのは初めての珍品です。
汲み出し碗とも煎茶碗とも見立てられる小碗、今は一人旅になってしまいましたが、そうなればやはり酒器でしょうか。
今日あたり急に暑くなって、いつもより冷たいお酒が呑みたい気候です。使用する器もガラスだったりこんな爽やかで洒落たものがぴったりじゃないでしょうか。
風呂敷もヨーロッパ製と思われる銅板プリントの布を使っているようで、こんな誂えの愉しさも感じて頂けたらと思います。
口径7.6 高さ4.8~4.9センチ
イギリス19世紀頃 日本では江戸末期から明治時代初期ころと思われます。
桐箱に収められています。風呂敷と柔らかな木綿の包み布が添っています。
高台畳付き部分に2ミリほどのごく薄い削げがありました。もちろんご使用にはまったく支障ありません。
画像出てくる盆は付属しませんのでご了承下さい。 |
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45,000円
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