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日本で初めての、そして一時は世界をも席巻した有田磁器の窯、通称「伊万里」ですが、あまりにも稼働期間が長くまた点数も多いこともあって、ちょっと語弊のある云いかもしれませんが誰でもわかると云うような、ちょっと多寡をくくられるような存在と思われることもあるかもしれません。
しかし裾野が広いからイージーというのは間違いで、富士山が高い峰であるのはどなたにとっても常識、伊万里のジャンルも面白いものはたくさんあるのです。
この輪線文のパターンも江戸の粋、モダンデザインをたっぷりと感じさせてくれるものですね。蓋茶碗や香炉、そばちょこにもいろいろとありますが、その中で特に古様なタイプは初期伊万里好きにもアピールするものです。
もともと蓋があったものでしょうけれど今はありません。でも不足感は感じないもの、フォルムとしてはこちらの方がいいでしょうね。沈香壺と呼ばれる形で、輸出ものの派手なやつを思い浮かべる方もおられるでしょう。
紋様はシンプルそのもの、太い線と細い線が交互に描かれています。このシンプルさが現代の空間のなかでいちばんフィットするんじゃないでしょうか。
味のいい棚の上に飾って愉しんでいただければと思います。時にはなげいれ花もいいんじゃないでしょうか。
参考画像は秦秀雄さんのトップに取り上げられた同手、後に白洲正子さんの手許に行ったもの、多くの審美眼に適っていったデザインだったんですね。
高さ12.5 胴径11.3センチ
江戸時代前期頃
無疵です。胴の内側にニュウ状の線が見えましたが反対側に通っていませんでした。表の釉層には影響していません。
桐箱に収められています。
画像に出てくる敷板は付属しませんのでご了承下さい。
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170,000円
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