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桃山時代の織部開扇香合です。
開いた扇を象った優美な造形が愛らしく、力強い存在感を放つ造形と、味わい深い色調が魅力的な逸品です。
深みのある緑釉の濃淡が織りなす色彩は奥行きを感じさせ、大胆に施された鉄絵の文様が、器に華やぎと風趣を添えています。
さらに、その間に流れるような朱釉が鮮やかな対比を生み出しています。
その表情はまるで息づいているかのように躍動感に満ち、観る者の心を惹きつけてやみません。
釉薬の間から覗く、時代を経た柔らかな土の表情が眼を楽しませてくれるのも魅力の一つです。
静かなる風格を湛えた気品に満ちた格調高き香合です。
蓋表面のあわせ部分に2か所のホツがあります。①の画像参照。
器の内側部分に古い時代のカケが見られます。②③の画像参照。
幅54mm×奥行53mm×高さ40mm
ご売約ありがとうございます。 |
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