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大御輪寺籾塔
鎌倉時代
高さ5.8cm
籾塔は宝篋印塔の形の小塔です。
一基一刀の製作でかつて全体に胡粉が塗られており、本作も胡粉が残っております。
塔の底に穴を穿ち、そこに宝篋印陀羅尼で包んだ籾一粒を納めた事が籾塔という名前の所以です。
室生寺の籾塔と比べて重厚で座辺に置いて鎌倉時代の香りを楽しんで頂けます。
底部分から側面にかけて少しクラックが入っておりますが、補修などではありません。
元々クラックが入った部分を使用して作られたのだと思われます。
参考資料 日本の美術10 No.77 塔
ご売約となりました。ありがとうございました。 |
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