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桃山期に考案された銅を使った高級な釉薬、いわゆる織部釉でありますが、江戸時代に有田磁器の興隆によって一時期その技法は途絶えるようですが、江戸後期になって瀬戸の地で再興されて大いに人気がリバイバルしたようです。
灯花器の一つのアイテムである行燈皿。これにも大いに銅緑釉が使用されて人気を博したわけであります。
当時は蝋燭は高級品、ですので普段の灯りは灯し油を使っていました。行燈のなかで下に置いてこぼれたりする油を受けていたのがこの皿です。むかしからその素朴さが好まれて古民藝の定番の蒐集アイテムでありました。秦秀雄さんの本でご覧になられた方も多いことでしょう。
流水に浮かぶ桜でしょうか?お花が流れていくさまを描いたいわゆる花筏の文様でしょうか。花と霞と解釈する本もあるようですが、これは他に川岸に咲く草花も描いているので流水と思われます。素っ気無いものですが中央部分に燕子花のようなものも咲いており、いかにも春から初夏の風情という絵柄です。
貫入に染みた油もしっとりとした質感に育ち、経年変化の愉しいものですね。織部釉も控えめですがバランスよく配され、好ましい一幅の小品絵画のようなものです。
どうぞお見逃しなくお手許に。
直径19.4 高さ1.6センチ
江戸時代後期
無疵です。
画像に出てくる敷板は付属しませんのでご了承下さい。
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30,000円
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