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肥松鉢(ひでばち)とは灯火器のひとつで、松の根元の油脂成分の多い部分を台の上で燃やして灯りとするものです。
今までも扱ってきた古民具ですが、この形の肥松鉢はなかなか出てこないものですね。その多くは石製であって鉄のものはもう一つ少ないのではないでしょうか。
ちょっと似た灯花器として松灯蓋(まつとうがい)というものもあるのですが、こちらは鉄の輪を作ってそこに薄い金板を巻き付けて網状にしたものを鉄棒で支える、ちょうど蚊取り線香のような形になりますが、その鉄棒を木の台にさして安定させるものです。これは明らかに鉄の分量が少なくて済みますし安価であったろうと思われます。
対して本品はたっぷりと使われた鉄の円盤を力強い角型に打った鉄棒で支え、その下はきれいなアールを見せる三脚で支えています。
この肥松鉢と云うものはその多くが関西方面で出てくるようなものと思われ、関東以北であまり見かけないものです。このお品も関西出張の折りに仕入れたものでした。
現代の鉄とは違い玉鋼や砂鉄を利用して作るものでその鉄味が魅力、煤や埃も被ったままですがこれはこのままの方がウブッ気が失われないのでお好みの方が多いかかと思います。
今の生活空間で灯りとして使用することはあまりないでしょうが、円盤の上に白磁のおとしを置いてみずみずしい花を活けたりと云うのは如何でしょう。古鉄と花の組み合わせの対比はいいものですよ。
鉄の古民藝の王道の一つでおススメです。
高さ29.3 上部の円盤状部分の直径23.5センチ
江戸時代~明治頃
敷板は付属しませんのでご了承下さい。
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40,000円
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