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初代尾形乾山 鳴滝窯時代に制作された絵高麗写銹絵掻落茶碗
裏千家十三代円能斎により茶碗乾山造と書付が成されており、鳴滝窯から二条丁子屋窯にかけて銹絵掻落の技法で器表面全面に白泥を化粧掛けしてから銹絵が施し、掻き落とし手法によって草花文や雲文を表現しております。
こう言った主に鳴滝窯時代の作品に多く見られる白化粧銹絵掻き落としの技法を用い中国磁州窯系高麗写を強く意識した作品を多く手掛けている時代と思われます。
その人気故、同種含め近年特に極めて精巧な写しが多い尾形乾山
乾山の器に実際に茶を点て、安心し末永くお愉しみいただける逸品と思います。
裏千家十三代円能斎書付
口縁に数カ所に金修理あり
高さ6.1㎝
口径12.3㎝
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