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江戸中期、1670年代頃の藍柿右衛門です。
口径：約 10.0cm 高さ：約 7.1cm 底径：約 5.7cm
堂々とした大型のそば猪口になります。
藍柿右衛門らしく、図柄、器形ともにとても洗練されています。
図柄は繊細で実に巧み。
枝垂れ柳のような木の枝は、細くとてもしなやかに描かれています。
写真と比べると、肌の色は青みがあり、染付はやや濃いです。
卓越した空間処理も健在で、シンプルながら大胆な構図になっています。
持った時に自分と相手に図柄が見える配置になっています。
縁はシャープで薄手。
錆釉が全体の印象を引き締めてくれています。
口が大きいので、水割りやロックにも遣えるサイズです。
高台内には珍しい「宣明年製」銘。
あまり見たことない銘でしたので調べてみると、『金大考古48』(April 2005, 6-1/金沢大学学術情報リポジトリKURA)のP7に同銘について言及されています。
焼き上がりが良く、藍柿右衛門の魅力を十二分にご堪能できます。
意外とこのサイズはなく、酒器に遣えるのは格別。
下記の瑕疵も普段見えないのも嬉しいです。
また高台部は、金銀修理のご希望がございましたらご相談下さい。(別途修理費用がかかります)
(注)：高台部に修理、高台内に窯キズと磁貫がございます。写真に印を付けましたので、ご確認・了承の上、ご購入下さい。 |
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30,000円
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