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江戸前期、1650~60年代頃の古九谷です。
口径:約 16.3cm 高さ:約 8.1cm 底径:約 6.9cm
古九谷らしい深紅が目を惹く鉢です。
日本初の国産色絵は、400年近く経った今なお力強く輝いています。
当時の技術でこれだけの発色を産み出せたことに、ただただ驚くばかりです。
白地の発色は純白とは言えませんが、色絵の煮えや混ざった不純物と相まって不思議と古格という言葉が似合う仕上がりになっています。
修理はガラス継ぎであることから、かなり古い修理であることが伺えます。
また内側縁の赤絵は、摩耗して一部が擦り消えています。
時代を経ながらも、多くの人の手を渡りここまで来ました。
修理や摩耗すら魅力になる鉢です。
古格ある古九谷の鉢をご堪能下さい。
箱は高さがギリギリの作りいるので、少し浮きます。
(注):外れた箇所をガラス継ぎしています。写真をご確認・了承の上、ご購入下さい。
(注):写真と比べると、白地の部分はもう少しくすんだ白色をしています。 |
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