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江戸中期、宝暦(1751~64年)前後ごろの伊万里です。
口径:約 28.5cm 高さ:約 3.2cm 底径:約 19.0cm
変わった馬の図の古伊万里です。
肥前陶磁の中で考えても類例が思いつかないくらい珍しい構図。
馬3匹それぞれの色や模様、動きが違うのが非常に面白いです。
縁部の白抜きになっている部分は、金彩がわずかに残っています。
おそらく経年により、金彩が擦り消えて白抜きになったものと考えられます。
白抜きになったことで、それがまた新たな景色となっています。
金彩の使い方などをみると輸出手のタイプですが、やや時代は後のように見えます。
午年(うまどし)の方に献上する注文品で作られたのかな? などなかなか想像が膨らみます。
古伊万里らしい赤絵と金彩に加えて色絵が豊富に使われた馬の図はかなりの存在感です。
大きさも尺近くありますので、飾り映えします。
馬にご縁を感じた方、この機会にぜひコレクションに加えてはいかがでしょうか。
完品になります。 |
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