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室町時代の木彫阿弥陀如来坐像です。
わずかに笑みを浮かべた凛々しい顔立ちが心を捉えます。
衣文は優美に流れ、像を優しく包み込んでいます。
作ゆきの良い、気品が感じられる仏像です。
像が坐す蓮華座の台座も迫力があり、力強い作風は堂々とした重厚な存在感を醸し出しています。
像に、そっと耳を傾けると、自身が見守り続けて来た時の経過を語りかけてくるようです。
優美さの中にも静謐な雰囲気を漂わせている阿弥陀仏です。
見つめる人を、穏やかな気持ちに誘(いざな)ってくれます。
像が纏っている衲衣(のうえ)の先端部分が欠損していますが、景色に溶け込み気になるものではありません。光背は失われていますが、像のシルエットをより際立たせています。
仏像の大きさ 高さ174mm×幅147mm×奥行116mm
台座も含めた大きさ 高さ307mm×幅239mm×奥行200mm
ご売約ありがとうございます。
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