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ドイツで結婚する花嫁に贈られた木箱です。写真のような曲げわっぱ型と四角い箱型のものがヨーロッパでは、各地で見られます。地方毎に特色が感じられる絵柄は華やかなものが多く、眺めていて楽しい分野です。箱の中には、宝石やお金などの貴重品をはじめ書類等も入れていたと聞きます。よほど大事にされていたのか表面の味わいに対し、ほとんど使用感のない状態で見つかりました。人物の上部にはドイツ語で"viel glück"（=グッドラック）と書いてあります。また、内部には制作時の鉛筆の跡が見られます。
日本民藝館で開催中の「西洋工芸の美」展(～11月23日まで)にもフランスのマリアージュの箱が出ていましたので、
参考に写真を載せています。
時代:1800年頃
径18㎝ 高7cm
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