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江戸初期、17世紀前半頃の初期伊万里です。
口径:約 21.1cm 高さ:約 2.2cm 底径:約 9.7cm
鳥と満月の面白い組み合わせの初期伊万里です。
鳥はおそらく鶺鴒(セキレイ)かと思われます。
鶺鴒は秋の季語でもあります。
菊や太胡石、ススキのような秋草と満月の組み合わせですので、これからの秋の季節にピッタリのお皿です。
当品を見てみましょう。
キッと上を向く鳥の表情がとても凛々しい。
盤が大きく21cm以上あり、地上と空の空間処理や、縁部分が大きく、花の迫力がダイナミックに伝わってきます。
裏を見ると、生がけの釉薬の流れも良い景色になっています。
初期伊万里の中でも終わりに近い作品と思われ、盤が大きいのはそのためです。
またこの鳥と満月のモチーフは江戸後期にいたるまで様々な品物に描かれたことから、当時の人気の高かさが伺えます。
秋にぴったりな初期伊万里のお皿です。
完品になります。
箱が付きます。 |
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