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花地蔵 志野織部
蔓草文沓茶碗
 

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御売約
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桃山時代の志野織部蔓草文沓茶碗です。
見込みには象徴的に可憐な蔓草が、それを囲むように側面の胴には幾何学文様と鉄釉を流した文様が描かれています。
それらの文様が長石釉の白い釉薬の中に浮かぶようで、趣のある雰囲気を漂わしています。
造形が力強く、動的なうねりを感じさせ、内に力が充満しているような堂々とした迫力のある器です。
また、器の形は歪められ、腰回りにはへらがまわされ、器の造形にアクセントを与えるなど、その作為的な作風からは陶工の自由な創作意欲が感じられます。
この器の魅力のひとつでもある、付け高台と高台脇に現れているもぐさ土の表情は柔らかく、その古色を帯びた土の表情は見る人の心を掴みます。
さらに、時代を感じさせる高台の畳付きの部分は、使い続けられた時間の永さを表すように、丸みを帯び滑らかです。
大らかで明るい印象を与える、自由で開放的な桃山のやきもの文化を象徴しているような茶碗です。
そこには日本独自の美意識の開花が感じられます。

「日本のやきもの【鑑賞と鑑定】第三巻 瀬戸・美濃・京焼 楽」松浦潤[編・著] 和田久士[写真] 双葉社のP44の上部で解説されている志野沓茶碗と同型の茶碗です。
解説文でも「この茶碗は志野織部というべきだろう。」と指摘されています。

矢印Aの部分に金繕いが施されています。

直径143~116mm×高さ79~71mm

ご売約ありがとうございます。
 


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