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朝鮮時代中期の文字角徳利・君子萬年本支百世です。
深みのあるしっとりとした白い肌の上に、端正な筆致で、君子萬年本支百世の文字が書かれています。
文字は、宙から浮き上がって来るかのように描かれ、余白からは書かれた文字の余韻が伝わってくるようです。
また、余白は何かを語りかけているようでもあります。
呉須の藍色からは、しみじみとした味わいが感じられます。
器を眺めていると静かな時の流れに身を置いているような気持ちになります。
詩情を漂わせている静謐（せいひつ）な雰囲気のある徳利です。
鑑賞陶器として眺めていても素敵な品ですが、徳利として使えば、じっくりとお酒を楽しむ時の友となってくれるでしょう。
■「君子萬年 本支百世」
「君子万年(くんしばんねん)」とは、高い徳や教養を持っている高潔な人は長く生きるということ。
長生きを祈願する言葉で、長寿を祈る四字熟語です。“くんしまんねん”と読まれることもあります。
「本支百世 （ほんしひゃくせい）」とは、本家と分家との子孫が長く栄えることを言い、子孫繁栄を祈る言葉です。
問題となるキズはありません。中は油臭なく綺麗な状態です。そのまま、お酒の徳利として使って頂けます。
幅78mm×奥行80mm×高さ119mm 容量約350cc
ご売約ありがとうございます。 |
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