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希少な五客揃いです。葦の図を描いている点や切れ味鋭い成形感覚から、青織部沢鷹文徳利をはじめ多数の茶陶を焼成した久尻系大富東窯の作品で間違いないと思います。州浜形で一人分の料理を盛るための大きさにきっちり成形され、柔らかな葦図と窯変した銅緑釉がとても魅力的です。
あっさりとした絵付に綺麗な膚ですから後年の復興織部にみえますが、れっきとした江戸初期の本歌。焼き上がりもよく大富東窯の中でも最高にできのよい作品です。それぞれ銀直しが施されている箇所がありますが、あまり目立たず気持ちよくお使いいただけると思います。
径(平均) 142mm
高(平均) 35mm
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江戸時代初期(元和頃)
◎御約定:早々ありがとうございました。
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