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渡邊美術店 陸奥国分寺 (多賀城式)鐙瓦  

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東国の古代瓦を代表するといっても過言ではない
陸奥国分寺(多賀城式)創建鐙瓦です。

東国を代表する古代瓦としては、下総(千葉)に
建立された龍角寺の創建鐙瓦もよく知られており
こちらは白鳳時代、今回出品の陸奥国分寺鐙瓦は
天平時代の瓦です。
複弁が流行となり造形的に落ち着きをみせつつある
天平時代において、多賀城式単弁蓮華文は
東国にとどまらず、全国的に見ても天平期を代表する
鐙瓦の一つといえます。

陸奥という当時まだ緊張感をはらむ地に造営された
多賀城、そして仏教を通して全国に朝廷の威信を
あまねく広める役割を担った国分寺尼寺の中でも
陸奥国分寺建立の意義は格別のものであったと
考えられます。

陸奥国分寺の鐙瓦は多賀城と同笵(同系統)であり、
同笵瓦でありながら陸奥国分寺とする根拠は
瓦当裏面にある貼札「薬師堂40.11.26」によるものです。
創建時の講堂址に伊達政宗により建立された、
重文指定の薬師堂を指しており、多賀城もしくは
多賀城にほど近い多賀城廃寺ではなく、
陸奥国分寺と判断いたしました。

現状は八葉蓮華文の内、四葉残していますので、
全体の半分弱といったところです。
これまでみた多賀城様式の鐙瓦はキャストが良いものが
ほとんどで、出品の鐙瓦も摩れがみられるものの、
例にもれず美しい残欠です。
残存径でも約17.5センチある瓦当面に
大ぶりの量感ある蓮弁が広がり、
その間を抜ける鋭く伸びやかな間弁が
往時を偲ばせてくれます。

残存径:最大約17.5センチ 縁厚さ:最大約3.5センチ

送料無料
100,000円


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