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与謝蕪村「雨中山水図」
絹本 着色
37×30 / 124×38
俳句に画を取り合わせた俳画を確立した蕪村は、画人としても大きな足跡を残しました。
蕪村の俳句が写実的な手法と抒情性をもつように、その画も季節や光の繊細な変化を巧みにとらえています。
本作を見てみると、柳の葉が驟雨に激しく乱される様が臨場感たっぷりに描かれており、風の勢いや地面をたたく雨音を想像させます。一方で、明るさを残した画面からは、雨上がりの日差しや、やみずみずしい草木の香りを予感させ、俳人らしい奥行きある作品です。
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