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線刻の有る埴輪
大概は破損しています。
1,500年以上前の土製品ですから、あたりまえ、と言えば当たり前の事です。
ですが、稀にはこのように疵気の少ないモノにも出会う事があります。
5世紀後半頃の円筒埴輪。
肩に大きく矢印状の線刻が入ります。
北関東の大型古墳では〈銀杏葉形線刻〉というものが散見せられますが、これも見劣りしない迫力ある線刻。
底部には工人の手型が付き、制作工程の一環がわかるところも見処です。
口縁部にホツや胴に亀裂(線刻の右手20センチ程、修理済み、画像参照)が走りますが、割れ外れたところや共直し補修無し。
底部にガタツキ抑えのゴムパッキンが前所有により貼り付けられています。
見栄えは?、ですが抜群の安定性!
なので、剥がさず残しておきます。
大きさ 高さ37 口径24センチ
関東出土
箱無し
御売約:ありがとうございました |
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