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『苗代川焼き(薩摩焼)土瓶/充箱付き』
薩摩焼は、苗代川焼・龍門司焼・竪野焼(磯お庭焼)の3つの流派に大別され、それぞれの地名を産地の名称として使用してきました。
薩摩焼の始祖といわれる陶工達は、慶長三年(1598)、串木野(島平)・市来(神之川)・鹿児島市(前の浜)に着船しました。串木野(島平)に上陸した者達は、最初に串木野に築窯。慶長8年(1603)苗代川に移住し、製陶を始めました。
その後苗代川で焼かれる焼き物はその地名を取って苗代川焼として親しまれていました。
昭和31年9月30日に地名を苗代川より美山と改称、我々渡来陶工の子孫達は、故郷が日に日に其のたたずまいを変えて行く昨今、苗代川の地で作陶を始めた先人の事を忘れないようにと、焼き物にその名を残しました。
掲出の苗代川焼きは、某旧家から、出たものですが、ほとんど使用痕跡はなく、しまわれたままでした。
箱は充箱で、持ち主の先代が納めたものだそうです
小ぶりで、とても、愛らしいフォルムをしています。
薩摩焼の祖先。
紫と黒と紅をあわせたような、素朴にて、華麗に美しい肌。
ぬる燗、熱燗、あるいは冷で、、。楽しめますね。
ぜひお手元にどうぞ。煌びやかな磯焼きとはまた、別の味わいある、薩摩焼きをご覧ください
【サイズ】17cm(取っ手の高さまで)14cm(注ぎ口まで)
【時代】昭和初期
【状態】良好
宜しくお願い致します
内税、送料が当方持ちです
なお、売り切れの場合は、ご容赦くださいませ
⭐️ありがとうございました
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