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南蛮物独特の口造りに、撫肩に片耳を有した小壷。
高台はベタ底で、経年の為判り辛いですが、白っぽい胎土が確認出来ます。
古くに請来され、茶入に見立てられたようですが、ほぼ同じ意匠・作行(最後の画像参照)の南蛮茶入がいくつか伝世しており、それぞれに釉調・胎土が異なり産地は判然としません。
本品の産地も中国南部を含めた東南アジアにかけて広域の可能性があります。
野趣のある鹿角蓋に、共仕覆が付属します。残念ながら、共の木蓋(紙蓋のみ)が欠損。
無疵・伝世。
高さ 7.1cm
16~17c
参照画像・・・「南蛮・島物」根津美術館 P49
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