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古童 丹波 幕掛け 小徳利  

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かつては六古窯の内の一つに数えられ、その高い技術と精良な土によって生み出された丹波という窯の数々の名品たちは、おおまかに二手に分かれて考察されてきたように思います。

すなわち中世古窯の壺類は他の窯との関係も含めて中世研究の一つとして。そして江戸初期以降の製品は特に民藝運動と密接に関わることによって広く知られるようになりました。

今日丹波という窯の製品が強くアピールするのは主に、その洒脱な意匠によって評価される後者の一連でしょう。竹や木製品などを陶器で表現したり、大胆なデザイン感覚で他の窯では見られないような多彩な絵付けや技法を駆使したものたち、それが中世室町時代頃までのものとまた違う魅力を放っているわけです。

さて江戸時代も後期~末期頃になるとますます町人の力が強くなり、末端の庶民はともかくとして、自由で洒落の効いたこの丹波の製品は大いに売れたことでしょうね。粋で小ざっぱりとして洒落ているという言葉で表現されるようなものが多く作られました。

利き徳利などとも呼ばれるこの手は時折見かけるものですね。白泥を幕を掛けるようにズブ掛けしたもの、貴重な白化粧土を使うのは土に恵まれたこともあるでしょう、全体に掛けた白丹波などはその白に味が染み込んでムラムラとした景色を創り出し、アブストラクトな魅力があるものですね。

この手の徳利は小さなものがほとんどなのですが、これは通常よりわずかに大きいもの、容量も一合程入る徳利になります。

また胴下部分は堅く灰色に上がるのが普通でしょうが、酸化焼成に傾いたのか赤茶色になっていて、この赤みがまた魅力のあるポイントになっています。

たっぷりと呑みたい方にはもっと大きな徳利や片口がいいでしょうが、ちびちびと少量で愉しまれるのが塩梅がいい、という方にはおススメしたい味のいい徳利です。

高さ11.0センチ 胴径6.5センチ

江戸時代末期

箱はありません。

口縁部に1~2ミリほどのごく薄い削げがいくつかありました。肉眼では見えにくいレベルなので
あまり気にならないと思います。

画像にある小さな盃(御売約済み)や盆は付属しませんのでご了承下さい。

御売約ありがとうございます。
 


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