|
古唐津のよくみるタイプの茶碗ですが、おもわず刮目するのは灰釉の翠色。アップルグリーンと表現してもよいくらい鮮やかなアガリです。青唐津としては古い部類で瑕もすくなく、恐らく江戸末期の「掘り唐津」として伝世したのでしょう。
見込には火ぶくれがありますが、茶筅の振りも問題ありませんので抹茶碗としてお楽しみになれます。土見せから高台にかけての景色が「いかにも」な佳碗です。蓼科の数奇者、松谷和男氏の旧蔵品。
径 107〜112mm
高65〜70mm
次第:伝世箱(蓋裏に松谷氏の花押)、木綿包裂
桃山〜江戸初
◎御約定:早々ありがとうございました!
|
|