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青銅弩機 漢時代 縦13.5cm 横8.6cm
三国志などの戦に度々登場する、弩(ど)と呼ばれる機械式弓矢のトリガー部分です。古くは春秋時代から戦に用いられたという記録があり、主力の飛び道具だったそうです。西洋のクロスボウと同じ構造です。日本にも弥生時代に伝わったようですが、その後あまり表舞台には登場しません。ウィキペディアによると、本来1000人規模の歩兵による迎撃戦に適した武器である弩は、少人数の騎馬戦が主の日本の戦には適さず、また武芸を極めようとする日本の武士の性格に,この武器は向かなかったのではないか。とあります。
錆び付いた部分もありますが、ガチャガチャと機械的に動きます。2000年近くも前に、このような機械的な武器が大量に作られ、大きな戦が行われていたというところに中国の歴史の凄さを感じます。実用の武器ならではの機能美があり、オブジェとして飾っても面白いと思います。
箱あり、税金・送料込み ※写真は原寸大ではありません。
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