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南都西大寺の西方に鎮座されます八幡神社の古材で製作された香合です。八幡神社の創建は奈良時代。爾来西大寺の鎮守神として機能してきましたが、社寺荒廃の流れには逆らえず現在の社は室町時代中頃に再建されたものです。本香合は室町中期の再建時に出た古材を使用したと思われ、目視では時代判定が困難ですが平安〜鎌倉あたりと考えて差し支えないでしょう。
奈良春日大社との関係も深い古材鑑定のオーソリティ、松田栄哉(えいさい)が極書している点も嬉しく、朱の遺る枯れ膚が得もいえぬ味わいを呈しています。蓮の咲くころ、朝茶にいかがでしょうか。
幅 60mmmm
厚 20mm
次第:松田栄哉極箱
平安〜鎌倉時代(香合製作は昭和時代)
◎御約定:ありがとうございました。
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