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１５−１６世紀に朝鮮の世界的な名窯である鶏龍山窯で焼成された抜群の鉢です。私程のプロフェッショナルが一目惚れしました。美しく優美な姿形、立ち姿、三島象嵌の鋭い彫り込み、白化粧の清廉な潔白性。象嵌、刷毛目、飛鉋のここちよいリズムが奏でるハーモニー。見所しかありません。無数にある三島の鉢の中でも上の上レベル。名作だと思います。
鶏龍山窯とは、韓国忠清南道公州郡の鶏龍山山麓斜面に存在した李朝を代表する名窯です。かつては非常に高価でちょっと冴えた作品は庶民や駆け出しの私などには絶対に手が出ないクラスでした。今は李朝作品が下火でとても安いです。格安、底値だと思います。今がまさに買いだと私は見ています。
本作の極端に小さい高台からニョキッと生えるように大胆に膨らんだ本体部分のアンバランスなバランスを見ていると、ルーシーリーを思い出します。明らかにルーシーはこれから形の着想を得ています。その本歌の李朝作品がルーシーより安いというのは不思議なねじれ現象です（笑）魯山人が本歌の桃山陶より高いようなものですね。ルーシーも魯山人も大好きなので、本歌が安すぎるのでしょうね。
李朝作品は今、とても安いです。名作は流石に今でも高価ですが、それでも全盛期の数分の一です。がんばれば庶民でもかなりの名作を買う事ができます。まさか私ごときが、鶏龍山の名作をいくつも扱えるなんて夢にも思いませんでした。夢があります。そんな今だからこそ、李朝作品は名作を買ってください。絶対に駄作を買ったら駄目です。あと、高すぎる価格で無理して買わない方がいいです。適正価格で相当な名作が買えます。慎重に厳選して是非買って下さい。
本作はとてもレベルが高く、とても格安です。このようなレベルの作品こそを買って頂きたいと思います。
産地：朝鮮
時代１５−１６世紀
寸法：径約１８．２cm 高さ８．２cm
状態：ニュウ１本、削げ抑え３ヵ所（画像赤丸部分）
次第：時代桐箱
御売約ありがとうございます |
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