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中国唐時代に焼成された三彩の鎮墓獣です。人面よりも獣面の方が希少で、大きい作品よりも小さい作品の方が少ないです。本作はコンパクトなサイズ感に優れた獣面で顔まで三彩が施されています。とても希少で探すとなかなか無い、非常に珍しい作品です。コンパクトに成形されていますが、その細部に至るまで破綻の無いしっかりとしたデザインで、造形の力強さがハッキリと分かります。
お顔の憂いを帯びた表情、翼のエッジの効いた強い造形、雷のように天を突く角の伸びやかさ。どこを切り取ってみても非常に素晴らしいです。副葬発掘品なのでカセた作品が多いこの唐三彩ですが、本作は非常に色鮮やかで素晴らし生き生きとした釉調で感動します。唐三彩は釉薬が生きている作品を選んで買わねば駄目だと先輩に教わりました。それくらい、釉薬が生きている作品は少なく、それ故に評価が極めて高いのです。
本作は希少なサイズ感、獣面の珍しさ、生き生きとした鮮やかな三彩の色彩の三位一体のハーモニーがあります。とても良いものです。このサイズだとご自宅にも気軽に飾って愉しめますので、非常に良いです。今、世界的に熱い注目を浴びている唐三彩の作品ですので、お早めに入手してみてください。本作はとても素晴らしい唐三彩です。
産地：中国
時代：唐時代
状態：片方の角のみ、折れを接着
寸法：高さ約３５cm（台含む）
次第：特注木台、桐箱
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