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近年、再び評価が世界的に高まって来ている高麗青磁の世界的名品です。まず、特筆すべきはその焼成、色合いの素晴らしさと状態の良さ、そして勿論、象嵌の緻密さと美しさ、そして希少な図柄パターンであることです。更に、それに加えて来歴が一流です。本作は世界的一流店である繭山龍泉堂さんのお取り扱い品です。
まず、最初に本作は無傷で焼成、色合いが最高です。こんなに良い状態、光沢、色合いの高麗青磁は滅多にありません。次に白黒象嵌が非常に良い。白黒象嵌という技法自体は一般的なものですが、雲鶴の緻密で丁寧な仕事、果文と菊花とのコンビネーションが珍しい配置パターンになっており、なかなか無い文様配置になっています。この組み合わせと配置はなかなかありません。鶴と雲が特にいいです。小さい鶴が非常に可愛く、沢山います。雲もとてもエッジが効いていて素晴らしい表現です。
裏面も一切の破綻が無い優れたデザイン性で緻密に埋め尽くされています。至近で見つめていると吸い込まれるかのような美しさで、高麗青磁の海にとびこんだような錯覚と陶酔に陥ります。本作は明らかに上手の作品。明らかに特別品です。当時の貴族階級の人の為だけにつくられた極上品で、一般庶民は触る事すらできなかったような宝物なのです。
更に、その品質の卓越を物語り、裏付けるように示された繭山龍泉堂さんの張札。繭山龍泉堂さんのお取り扱い品はその信頼と品質の高さから、世界的オークションでも来歴として広く認知され、繭山さんお取り扱い作品は通常の価格より1.5倍から2倍高値で取引されます。それくらい世界的に信頼、尊敬されている百数十年の押しも押されぬ世界的大名店です。壷中居さんと並んで私が世界で最も尊敬し、永遠に憧れている素晴らしい名店です。
かつて、韓国の景気が良かった頃、高麗青磁、李朝作品は非常に高額で、数千万、数億円の作品も沢山あり、数百万円の作品なんてゴロゴロしていました。体感的に、現在の高麗李朝作品の相場は全盛期の3分の一くらいです。本作も将来的に少なくとも価格的に1.5倍から2倍くらいまで評価されてくると思います。作品の価格は、美しさ、状態、希少性、来歴で決まります。本作は非常に美しく、状態良く、なかなか希少で来歴は最高です。このように文句無しの作品から評価が高まってくるのは間違いありません。
これほど全てが良い作品は滅多に市場に出ません。来歴がない、傷がある、色が悪いなどなど、なにかしらの欠点がある作品はもっと安くあるでしょうが、本作と並び立つような作品が一般市場に出るとは考えにくい。それほどにトップランクの作品です、価格は300万円と極めて高値で、ちょっと見間違いかなと思うくらいの金額なんですが、その価値は十分にあるのです。
本作は世界に通用する世界的レベルの名品です。「300万円なんて庶民には無理だよ」としばしば言われますが、普通の自動車を新車で買う、或は中古を購入し、何年か維持すると簡単に300万円になります。多くの人が車を持っています。私は今、車を持っていません。普通の車より、夢のある世界的名品を選んだからです。ですので、気合いいれれば、庶民でも世界的名品を買う事は可能なのです。
本作は1万円の作品の300倍満足します。10万円の品の30倍感動します。100万円の作品の3倍価値があります。だから、高くないのです。むしろ、割安と言えます。このような文句無しの作品を保有出来るなんて、夢の又夢、生涯の栄誉であります。本来ならば大富豪の方しか目にする事の無いようなレベルの名品です。是非、夢を現実にしましょう。繭山龍泉堂、壷中居さんのお取り扱い品、特にその中でもレベルの高い作品を保有することは、コレクターにとって一つのゴールです。どちらも持てたら最高ですね。世界中のコレクターに自慢できます。
産地:朝鮮
時代:12−13世紀
寸法:高さ約6.5cm 径18.3cm
状態:無傷(貫入のみ)
来歴:繭山龍泉堂
次第:繭山龍泉堂箱
御売約ありがとうございます |
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