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最高のアガリをみせる初期伊万里青磁の筒向付です。翡翠を牛乳で溶かしたような滑らかな膚はどこまでも柔らかく、肥前磁器黎明期において既に高次元の作品が生みだされていたことが判ります。元来は向付ですが、つるりとした口当たりが心地よく御茶や麦酒にもってこいでしょう。
口縁には小さなホツレが3ヶ所あり修復されています(金や銀を蒔くことも考えましたが現在の状態が膚に馴染んでいる気がしましたので、そのままお送りします)。また目跡砂のザラザラを嫌ってか畳付を少し擦っているようですが、雰囲気を壊すほどではありませんでした。写真にはありませんが時代の杉箱が付属します。
口径 78〜83mm
高 90mm
付属品:時代杉箱
江戸初期(1620 - 40年代)
◎御約定:早々ありがとうございました!
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