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精作の胡銅小香炉です。荷葉に留まる鷺(或いは烏かもしれません)を意匠としていること、台座に水垢が付着していることから水盤に設え香を焚いたのでしょう。非常に洒落た造形で東山文化の栄華を身近に愉しむことができます。東山慈照寺(銀閣寺)の書院、同仁齋の棚に飾られていても何ら遜色のない素晴らしい品です。
蓋が欠損しておりますが江戸期に鋳造、後補されたという事実は、本品が相当大事に伝世した証左となり得るでしょう。室町時代まで遡ることのできる胡銅香炉は大変に希少であり、床飾りや香炉コレクションとしてもオススメです。
蓮台座 105〜110mm
高 80mm
付属品:桐箱
室町時代
◎御約定:早々ありがとうございます。 |
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