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中国明時代(1368−1644)に世界最大最高峰の青磁窯である龍泉窯で、日本からの特別注文によって焼成されたとても珍しい丁字形の青磁香合です。「丁字」とはクローブという香辛料の日本名で、丁字の花蕾の形に似ている事から「丁字香合」と呼ばれます。
丁字(クローブ)は紀元前からインドや中国で殺菌、消毒の用途に使われており、古代中国では家臣が皇帝の前に出るときは丁字を口に含んだと言われています。また、含香(密教で灌頂や勤行前の口内のお清め)として、口に含み噛んで使用する他、粉末状のお香(塗香)を手に摺り合わせて使用される「お清め」の役割を果たすとても大切なものです。
現代でも漢方の生薬として用いられる他、料理でのスパイス、香りつけ、殺菌の用途で用いられます。このように、丁字は特別の意味を持つ形で、それ故に、あえてこの形で注文を出し、香合を造ってもらったのです。当時、巨大な帝国であった明国に特別注文を出し、命がけで貿易船で日本に招来したのですから、相当に高価な作品だったでしょう。それ故に伝世の素晴らしい状態で現在、こうして残っているのです。
本作は色合いも綺麗で形も可愛らしく、ちょっと大きなサイズ感が嬉しいです。状態も窯ヒビくらいで、傷も直しもありません。伝世なので釉薬も生き生きとして艶やかです。とても好ましいと思います。
青磁の香合は型物香合番付に載っている作品を含めて数多く扱ってきましたが、丁字形は初めてだったので嬉しく思います。滅多に見ない希少性の高い作品なので、もし気になったら、是非この機会にお買い求め下さい。もしかしたら、丁字形は最初で最後になるかもしれません。
下記インスタグラムで動画と詳細画像をご覧頂けます。是非、併せてご高覧ください。
https://www.instagram.com/yoshidogallery/
産地:中国 龍泉窯
時代:明時代
寸法:縦約11cm×横8cm 高さ3.3cm
状態:窯ヒビのみ
次第:時代箱
税送料込価格 |
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180,000円
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