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古美術 吉戸 宋 定窯白磁金覆輪盃  

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新年を彩るに相応しい特別品のご紹介です。金覆輪が金環日食のような美しく妖しい光を放つ逸品。世界に通用する美を感じる名品です。本作は金時代(1115−1234)の定窯作品です。金時代とは南宋時代と同時期に存在した金王朝の統治下の中国大陸北半分のことです。同じ時代の南半分は南宋です。宋が北半分を女真族に占領されたのです。定窯は北の方にあるので、北宋か金時代となるのです。

定窯の最高峰は北宋末から金時代初期だと私は思います。影青も北宋末から南宋初、鈞窯も北宋末から南宋及び金時代初だと思います。耀州窯もそう。北宋時代という宋磁の起源は全てがシャープで薄造りでした。それが一世代成熟した南宋、金時代の初めになると成熟味を帯び、心地の良い厚み、豊かさが加味され、釉薬の配合、調合の研究も進み、寄り一層に美しく優美になります。

「宋磁は北宋に生まれ、南宋、金時代に完成した」と私は思います。なので、南宋、金時代の作品にも熱い視線を送って頂きたいのです。本作は定窯の最高峰、大名品ではないのですが、金時代の定窯白磁の豊かさ、定窯らしさを存分に包含した素晴らしい作品です。これで無文の小皿とかだと沢山あるし、あまり使えないので、評価が高くはないのですが、歪みも傷もなく降りものもない最高サイズの盃というと、世界中の市場を探しまわってもいくつあるでしょうか?私は世界中の市場を知っていますが、一つも知りません。全てどこかに欠点があります。

先日、日本の交換会に久しぶりに出た金時代の定窯盃は綺麗でしたが、歪んでいて、直しが複数箇所ありました。金覆輪もなく、それでも数十万円していました。それを考えたら本作の価格の妥当性は十分あると思います。それほど世界中の市場にないのです。お金を出したとて買えないのです。よりハイクラスの北宋定窯であれば、10倍か100倍の価格で世界的オークションに出ていますが、これほど美しい定窯の盃、しかも京都の職人による金覆輪により更に引き締められた作品があるでしょうか?私は知りません。金覆輪のみでさえ今はやろうと思うと十数万円します。「定窯」の「完品の盃」「金覆輪」ないですね。

若干鬼気迫る、ちょっと見ないような価格100万円なんですが、僭越ながら見間違いでありませんし、実はそれ以上の価値と満足度をもたらしてくれる作品です。直しのある唐津の筒盃でさえ100万円超えます。斑の筒盃の良いものは300万円とかします。黄瀬戸の素晴らしい筒盃で1000万円の作品を見た事があります。それを考えたら意外と妥当だと私は考えています。

産地:中国
時代:金時代(1115−1234)
状態:無傷完品
寸法:径約6.8cm 高さ3.6cm
次第:中国箱と桐箱

税送料込価格
1,000,000円


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