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元祥瑞とは古染付から祥瑞へと至る、過渡期の作品です。本作は古染付のようなぽってりとした器形を持ちながらも、鮮やかなコバルトで描かれた比較的精緻な絵付やゴマ土の畳付、「祥」の在銘等、祥瑞の特色を随所に具備しております。同じ景徳鎮窯であっても古染付の特色である虫喰はみられず、陶土を改良し工夫した痕跡を感じとることが出来ます。
釉下の窯瑕や磁貫入がありますが、鳴きはありませんので安心してお使いいただけます。元祥瑞(または祥瑞)は数が少なく無瑕完品ですと非常に入手困難ですので、お探しだった方にはこの機会の入手をオススメいたします。火入は勿論のこと茶籠の仕込茶碗として、また日々の茶やコーヒー、割酒など登場のシーンが多いのも魅力です。
径 79〜83mm
高 73mm
付属品:桐箱、仕覆、風呂敷
明時代末期(崇禎期)
◎御約定:早々ありがとうございます。
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